2015年1月30日金曜日

レッスンカレンダー(練習記録シート)

 生徒さんによっては、レッスンカレンダーをお渡しして、毎日の練習時間を記録していただいています。従来のものは、名前の通り、まさにカレンダー形式で、ひとコマに、○時○分~○時○分、または、“10分”、“25分”など、たいてい親御さんが記入してくださっています。年長さんになると、本人が書いていることも。

 その他、練習を記録するツールとして、ぬり絵形式の、100マスシートのようなものをお渡しすることもありました。

 以上のものを経て、この度、新しいものを作成しました。上記の、時間を記入するものだと、生徒さんによっては、親御さんが記入しなくてはならず、幼稚園児さんに『○○ちゃんは練習したのに、ママは書いてくれなかった』と言われてしまったり、ぬり絵形式だと、指導者が、その週どれくらい練習したのかが、ひと目では、わかりにくいことなどが、新形式の練習記録シートを作成することになった所以です。

 新ヴァージョンは、時間を記入するというよりは、回数で練習をこなしてもらう形式にしました。Excelで作成した表形式で、小さなお子さんでも、行った回数にマルを書けばよいようになっています。

 この新しいレッスンカレンダー(レッスンダイアリー)に固定することなく、これまでのレッスンカレンダーも、生徒さんに応じて、使っていきます。すでに練習の習慣がついている生徒さんや、レッスンを滞りなくこなせる生徒さん、そして大きな生徒さんには、必要性を感じないので、リクエストがある場合を除き、お渡ししていません。

2015年1月29日木曜日

ソルフェージュのテキスト(絶版本)を借りる

 昨日、ソルフェージュのテキストをお借りしました。原書はフランス語の訳書ですが、すでに絶版になっているらしく、残念です。現在出版されている子ども用ソルフェージュの本ほどのポップな感じはありませんし、字は小さめです。しかし、シンプルかつコンパクトな中身で、良書だと思いました。早速今日、一部分をレッスンで使ってみました。本当は、ピアノレッスンも、それぞれの段階に応じて、ソルフェージュと併行して、バランス良く行うのが理想的なのですが…。

1月28日のレッスン【模唱etc】

 今日は、幼児のレッスンに、模唱を取り入れました。指導者が歌う短い旋律を、後から生徒が音名・音程とも、模倣していくというものです。

 年中 Sちゃんは、前回、前々回と、行った絶対音感のトレーニングが定着しており、来週好調だったら、和音を一つ、増やす予定。譜読みやリズム打ちなど、個々の要素を理解しているが、それがまだ、一番望んでいるであろう『ピアノを弾く』ことに、うまくリンクしていない様子。習い事をたくさんしており、机上での作業は大変得意。心・頭・体の連携が上手くいくよう、物理的に、練習と時間が必要かと…。とはいえ、まだ年中。まだたっぷり時間はある。

 小学3年生Mちゃんは、インヴェンションをしっかり勉強中。もう2週間くらい必要かも。ベートーヴェンのソナチネト長調第1楽章を手がけているが、4月の勉強会のために、『エリーゼのために』のお稽古を始めてもらうよう、指示。とてもよく出来るMちゃんには、タイミングが合わなくて、まだこの超有名な曲を与えていませんでした。やはりピアノをやっているなら、一度は弾いておいた方が良いし、ついでに公開の場でも弾いておけば、心にも身体にも、定着するので、良いであろうという判断です。

2015年1月26日月曜日

動画作成中etc

 生徒さんの演奏を紹介する新しい動画を作成中です。2014年にカリヨンホール(猪名川町)で行ったピアノ発表会のダイジェスト版です。お楽しみに。

 また、次の発表会までに1年空くことになるので、4月半ばに、勉強会(タイトル未定)を行う予定です。去年も行いました。今回は、小さめの場所で、インフォーマルな形で行います。ピアノは、スタインウェイです。当ピアノ教室は、小さい生徒さんが多いので、発表会以外にも、目先の目標が必要です。公開の場で弾くことは刺激となり、人前で弾くことに慣れる良い機会です。公開演奏する度に、グッと上手になります。レッスン・練習をするにも、緊張感が生まれるのでしょうか。生徒さんには、近々正式にご案内いたします。

2015年1月25日日曜日

千里のヤマハへ

 レッスンの前に、千里のヤマハへ行きました。生徒さんのために用意する新しいテキストとワークブックの選定です。すでに私が知っているテキストが適当なのか、ほかにチョイスはないのかを、たくさんの実物を比較するために、訪れました。

 先週日生スタジオで初めてお会いした年中 Sちゃんは、3才のお誕生日月からピアノを始められたそう。譜読みはまだ、色の助けが必要ですが、理解できる音価のバリエーションが多く、多くの幼稚園児が望む“音遊び”的な要素は、もう必要ないのではないかと思いました。一つひとつの要素が、蓄積されているのを感じました。真剣に物事に取り組めるお子さんなのだと思います。表面的な“楽しさ”を知る段階から、困難なことに取り組み、それができたことに“楽しさ”を感じられる段階に、少しずつ、精神的に成長している過程なのでしょう。練習を生活の一部にすることもできておられる様子で、親御さんの関心の高さや定期的なサポート態勢を感じました。『よくできるね~~。』というフレーズを、何度言ったか、わかりません。

2015年1月22日木曜日

【備忘録】年少 Sちゃん

 幼稚園の放課後に、施設をお借りして行う年少 Sちゃんの3回目のレッスンです(川西教室にて)。

 1~2回目は、体験レッスン的なものに加えて、ドの位置を確認したり、実際にドを弾いて、4拍数えたり、伸ばしたり。

 今日のレッスンでは下記のことを行いました。
① 楽曲に合わせ、2拍子を感じます。手拍子のみと、足と手拍子の2パターン行いました。
② ピアノを弾くことを見据え、手を柔軟に、器用に動かしていくための準備運動です。
用意した曲に合わせ、手を閉じたり、広げたりします。テンポは中庸、2拍子です。もともとは、バレエ用の曲で、子どものグレード試験で使われていた曲です。

 ピアノに移ります。
③ 鍵盤すべてのドの位置を確認して、赤のシールを貼ってもらいます。
④ 次にレの位置を覚え、黄色のシールを貼ります。
音楽ノートで、このニ音は、勉強しています。 

⑤ 先週から始めた『ぴあのどりーむ』の最初の2つをやってみます。3つ目も、まだ出てくるのは、ドばかりですが、ここから、両手が交替する曲が現れます。少しだけ予習です。
⑥ ピアノの教材で出てくる前に、少しずつ、音楽ノートで、ミまで学ぶべく、音符の色ぬりの宿題を出しました。

 レッスンカレンダーと、レッスン・練習に関する文書を、一緒に持って帰ってもらいました。

 計画していたすべての課題を終えられませんでした。

 少しずつ、“できる”ことを増やそうと思っています。“できる”→“楽しい” に、感じてもらえたら、良いですね。

 川西教室の、幼稚園の施設をお借りして行う幼稚園児対象のレッスンで難しいことは、幼稚園終了後に行うため、生徒さんの気持ちの切り替えができないことです。出張レッスンに似た感じでしょうか。学習やしつけに力を入れている幼稚園とは違って、この幼稚園は特に、遊び中心の教育なので、特に難しい。気持ちが、シャキッとしないのです。延長保育を途中で抜けて、レッスンを始める場合も、直前まで遊んでいたり、駆け回ったりしたすぐ後に、レッスンを始めることになるので、レッスンに向かう心の準備ができていません。でも、昨年“年長”だった生徒さんの様子では、年長になると、特に女の子は、精神的に落ち着いていました。

 日生スタジオで行うレッスンでは、生徒さんはお家を出発する時点から、もしくはお家での準備段階で、本人は意識せずとも、レッスン・モードになっているようですね。


【備忘録】年中 Sちゃん

①  ピアノを弾く前に、気持ちを静めて、姿勢を正すことから、始めました(30秒)。
②  私が和音を弾いて、音が消えたら、手を挙げてもらいます。音を最後まで聴く練習です。
③  先週の続きです。和音(c-e-g)を聴いて覚えます。この和音が聴こえたら、机上の赤のカードを挙げてもらい、『赤』と言います。数回行ないます。
④  和音(c-f-a)を同じく覚えます。これは、『黄色』のカードです。
⑤  上記の二つの和音をランダムに弾いて、どちらかカードを挙げてもらいます。

先週よりは、良くできていました。

⑥  音符カードの並び替えをしてもらいます。中央ドから高いドまでと、ヘ音記号のドから中央ドまで、低い方から高い方への並び替えです。へ音記号はまだ時間がかかっていました。

ここから、ピアノです。バスティンに入る前に、トンプソンの『はじめてのピアノ教本第1巻』をあらかた終えています。また、バイエルも併用しており、多くの先生がされるように、途中の大きな3番から、つまり両手から始めることもありますが、最初の片手ずつから、読譜の練習も兼ね、丁寧に進ませています。

⑦  バスティンの教材から。宿題を聞かせてもらいます。一から分解して教えないとダメなことに気づき、得意なリズム打ちから始めました。次にそのリズムに音名をのせていき、歌ってみます。

年齢も考慮し、多少音程が外れていることは割り引いて考えても、まずは、リズム・音名を正しく歌えないと弾けません。

幼い故に、まだ指がしっかりしていない未就学児やもっと小さいお子さんを教えている多くのピアノ教室で、ピアノを弾くことに並行して、ソルフェージュの力をとても大切にされているというのも、このあたりに起因すると思います。

時間が残り少なくなったので、他の宿題(バイエル上巻9番あたり)のうち、本人がやりたい方をすることになりました。

⑧ ギロックの曲です。一緒に譜読み・リズム・音価の勉強はすでに終えています。しかし、前回の注意と書き込みにもかかわらず、指順が正確でなく、また、しっかり、かぞえられていないことが判明。ニ分音符は、しっかり『1,2』と数えてもらって、今日は終了です。

最後に、レッスンカレンダーと、ピアノのレッスン・練習に関する配布物を渡しました。

同じピアノ教室で学ぶ幼稚園の先輩Rちゃん(小1)が、憧れの存在だそうです。

音符カード


2015年1月21日水曜日

No Lessons

今日は個人レッスンはないが、明日のレッスンのための準備が、忙しい。 
配布資料をつくったり、文房具を買いに行ってから、グッズを工作したり…
また、幼稚園児のレッスンのために、リサーチしたり、プランニングしたり…
I need to entertain toddlers in piano lessons!

2015年1月18日日曜日

【備忘録】華麗なる大円舞曲(ショパン)・レッスン第1回目

『華麗なる大円舞曲』楽譜冒頭
中学1年生Kさんの『華麗なる大円舞曲 変ホ長調 op. 18』(ショパン)、第1回目のレッスン。Kさんとは、ほぼ1年半のおつきあい。最初の2か月は、臨時で受け持っていましたが、その後、正式にレッスンすることになりました。4月から中学生になり、週3回の塾に、部活(運動系)も加わって、忙しいらしいです。
 
 まず、冒頭4小節のテンポ・音価が、気になりました。2小節分、足(太腿)を左手で叩いて、テンポをとってもらってから、弾き始めてもらいます。2小節分、つまり6カウントを叩いてもらうと、どこが1拍目なのか、わからない。そこで、どこが大切な拍なのか、考えてもらって、再度示してもらいます。1拍目が大切なことを確認してから、次へ。主に、譜読みのお手伝い。経過的に現れる不協和な音程が出てくると、不快感を感じるようです。ゆっくり練習する段階なので、一つひとつのパーツが、フォーカスされ、不協和が、なお際立って聞こえているのでしょう。それは、インヴェンション(J. S. バッハ)でも、まったく同じ。常に、協和音程で曲が成り立っていないこと、その響きに、もうそろそろ慣れてほしいものです。


 今日は、20小節目まで。まだ今日は、1月第2回目のレッスン。2月末、遅くとも3月の第1週目くらいまでには、あらかた弾けるようになることを望んでいること(=大雑把に完成させる締切日(ターゲット)を定める)を告げて、レッスンを終えました。(なぜ『華麗なる大円舞曲』を練習することになったかは、こちらに記載。)



 

 

2015年1月17日土曜日

新しい暖房設備

 寒い日が続いています。

 日生スタジオ(猪名川町)の待合スペースに、新しい暖房を設置しました。以前よりもパワフルに、でも、やわらかい熱で、部屋・人を温めます。また、その熱が、もっと遠くまで届くようになりました。コードも、2.4mと従来より長く、足回りがすっきりしました。
 ご自由にお使いください。

2015年1月15日木曜日

雨の日のレッスン

  今日の天気は、雨ときどき曇り。Aちゃんは、もうすぐ小学1年生の年長さん。ほとんどの生徒さんが、親御さんの送迎で、車でレッスンに来る中、つい先日から、徒歩で、レッスンに通い始めました。雨の日は、朝から切に願います、レッスンの時間の前後は、雨が止んでいることを。

2015年1月11日日曜日

絶対音感

 絶対音感とは、基準音なしに、即座に音の高さを、音名で言い当てられる能力のこと。反対に、基準音の助けを借りて、音名や音の高低さを答えられる感覚は、相対音感。かなり前に、『絶対音感』(最相葉月著)という本が、ベストセラーにもなりました。

 絶対音感があると、街中で流れている音楽や、ゲームの音楽、携帯電話の着信音、TVで流れる緊急速報を告げる警報音や、駅・ホームで流れる短いメロディーなどを、音名で歌うことができたり、楽譜に書きおこしたり、ピアノ等で再現できたりもします。

 私も絶対音感を持っていますが、絶対音感があるからといって、必ずしも優れた音楽家になるとは限りません。しかし、6歳半までにトレーニングを開始すると、身につきやすく、習得に最適な時期が存在することも事実です。

2015年1月10日土曜日

【リズム・拍感の勉強】指揮棒を使って

 
指揮棒
中学1年生Kさんのレッスンで、指揮棒を実際に振ってみて、『4拍子を身体で感じる』ということを経験してもらいました。ダウンビート、アップビート、重みがある拍について、説明しました。学校の音楽会で合唱の伴奏をすることはあるそうですが、指揮棒を使って、指揮をしたのは初めてだそうです。

 目下、憧れの曲は、ショパンの『華麗なる大円舞曲』op. 18。発表会で、同級生が弾いていたことと、お母さんの影響もあり、次の課題は、この曲に決まりました。

2015年1月9日金曜日

絶対音感、身についていました!

 今年初のレッスンだった小学1年生のKちゃん。年中からピアノのおけいこをを開始し、年長の秋から私のレッスンを受けています。他のピアノ教室を検索していると、『“絶対音感”が身につきます』と、謳われているのをよく目にするので、聴音(音当てクイズ)をしてみました。
(絶対音感の説明は、こちら。)
 
 ピアノはまだ、バイエル下巻47番あたり、トンプソン1巻の真ん中、そして安川先生の緑のテクニック本他。ピアノの進度は、あせらず、ゆっくりタイプ、音楽的な語彙はまだ少ないです。

 しかし、絶対音感、身についていました!

 意識的にトレーニングしたわけでもなく、また特訓したわけでもありませんが、自然に身についたようです。単音、臨時記号のついた音、和音(2つまで)までを、正しく答えられていました。彼女は、家で練習する時でも、旋律を、自然に声に出して、歌っているようです。また、数週間前に、『左手のパートをピアノで弾きながら、右手のパートを声に出して歌う』ということをしましたが、その場で、難なく、できていました。驚きました。 

 

2015年1月7日水曜日

ピアノ教室ご紹介動画

 今日から、2015年のピアノレッスンが始まりました。先月にひき続き、今月から、ピアノを始められる生徒さんもいて、今後の成長が楽しみです。また、各生徒さんのカリキュラム、グレード検定、コンクール、コンサート、発表会等、考えることがいっぱいです。

 この度、ナカオアリス・ピアノスタジオを紹介するビデオが完成しました。