2016年2月29日月曜日

良い楽譜とともに(2)

 小学4年生のMiちゃん。
 ベートーヴェンの「ピアノソナタ ト長調 op. 49-2」を学び始めました。ソナチネ・アルバムに入っている曲ですが、先日のMちゃんと同じく、やはり余分なものが入っておらず、校訂がしっかりした楽譜で勉強してもらおうと思っています。

 下記の写真の左側、ゴールドの楽譜が、ベートーヴェンのソナタです。バリー・クーパーが校訂したもので、ABRSMから2007年に発売された比較的新しいものです。これまでのベートーヴェンのソナタ集と大きく異なる点は、Op.2 のソナタの前に作曲された少年期の作品<選帝侯ソナタ>(WoO. 47)の3曲も含めて、“35のピアノソナタ”としていることです。

 また、曲の配列も、ヘンレ版で見慣れていたものと異なり、作曲順となっているため、ヘンレ版では、19&20番目に配置されていた op.49 のソナタが、Op.2 の後に、置かれています。注釈や演奏上のアドバイスも非常に興味深く、価値ある出版物となっています。

 ただ、楽譜の視覚的な点で、ヘンレ版の方が、全体的に印字が濃く、音符も大きく、線も太いような気がして、見やすいことは確かです。
 


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2016年2月27日土曜日

Kさん(中2)

 先週お休みだったKさん。来週行われる中学校での合唱コンクールの伴奏を担当するので、その合唱曲を聞かせてもらいました。昨年末以来のことです。音楽の試験でも、各クラスメイトの歌に合わせて、何十回も弾いたようで、ぐんと良くなっていました。特にセクション毎の引き分けが、上手になっていて、場面転換に成功していました。

 来週の本番、聴きに行く予定です。

 たくさんピアノに触れたせいか、他の曲(モーツァルトのソナタ、ブラームスのラプソディetc)も良くなっていました。中学生なので、塾も部活もあり、忙しい生活を送っているようですが、今週は「よく弾いているな~」と思わせるタッチでした。

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2016年2月21日日曜日

今週の成果・結果・進捗状況

 進捗状況に特に大きな変化があった生徒さんの様子をまとめる。

H君:バイエル下巻に進む。トンプソンで初めての8分の6拍子を学び始める。あと数曲だけ勉強して、トンプソン1巻(抜粋して使用)は終わり。先々良好。3月下旬~4月には「プレ・インヴェンション」「こどものハノン」に進む予定。

K君:ピアノ・レッスンを始めて、まだ5週間ほど。今週ピアノが来る予定。指先で止まる感覚を初めて少しつかめた模様。「グローバー」を使用。

Sちゃん:バイエル下巻に進む。譜読みの出来に波有り。春休み中には何とかしたい。バーナム(導入)は、しっかりできている。H君と進度はほぼ同じで、進捗もほぼ同じ。H君より、1才下。毎週のレッスンでも、集中力・注意力がある。おしゃべりも上手にできるが、レッスン中に脱線することなく、他のことに気を取られることもない。幼稚園が終わった後のレッスンで疲れているであろうに、あくびをしたことなど、一度もない。

Hちゃん:ブルクミュラー(25の練習曲)に本格的に入る。昨年11月の発表会以降、飛躍的に上達。絶好調。本人もノッている。

Sちゃん:Hちゃんの妹。少しずつながらも、自分で考えながら、練習しているのがわかる。初めてのシャープ記号に、興味をひかれた様子。「ぴあのどりーむ3巻」程度の、両手奏にはやく進んで、音楽・ピアノの素敵さ・楽しさを感じてほしいところ。「ラーニング・トゥ・プレイ」と「バーナム・ミニ」、ギロックの小曲を使用。

Maちゃん:「チェルニー30番」の第6番、「インヴェンション イ短調」冒頭と、モーツァルトのソナタの第3楽章前半まで。この曲が大体弾けるようになったら、ショパンのワルツをする予定。「小犬のワルツ」を弾きたいとの要望が出ているので、ぜひそれを。ワルツ集から、「小犬のワルツ」だけではなく、3~4曲は勉強する予定。レッスン後、4月以降のレッスンの曜日・時間について、相談があった。

Rちゃん:「チェルニー30番」の第1番は合格。ブルクミュラー、ソナチネも、合格にしてもよかったが、譜読みが増えて、ストレスがかかっても可哀想なので、暗譜する曲、譜読みをする曲に、ふりわける。ブルクミュラーも、あと2~3曲選択して、おしまいにする予定。(ブルクミュラーは勉強になりそうなものを抜粋して使用している。)「小プレリュード」(J. S. バッハ)は、来週には、合格?絶え間ない練習のおかげで、表現面にも注力できるほど、ものになりつつある感じ。

Kさんは、お休み。中学校で3月に行われる音楽会の合唱伴奏をぜひ成功させてもらいたい。


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2016年2月18日木曜日

使用教材

 「プレ・インヴェンション」や「アンナ・マグダレーナのためのクラヴィーア小曲集」(J. S. バッハ)から、インヴェンション(J. S. バッハ)に進むブリッジとして、「小プレリュードと小フーガ」(J. S. バッハ・全音他)を抜粋して、使用しています。これは、《W. F. フリーデマン・バッハの音楽帖》に由来する《9つの小前奏曲》BWV 924-932、《クラヴィーア初心者のための6つの小前奏曲》BWV 933-938、《5つの小前奏曲》BWV 939-943(J. S. バッハ)他、小さな作品をまとめたものです。J. S. バッハの音楽や装飾音に親しむために、使っています。インヴェンションがまだ難しいと感じられる場合や、あわててインヴェンションに入る必要のない学習者に、この教材を渡しています。

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2016年2月14日日曜日

良い楽譜とともに(1)

 小学4年生のMちゃん。
 現在モーツァルトのソナタを勉強しています。お母様が使われていた楽譜を受け継いで、勉強していますが、全音版よりは、やはり余分なものが入っておらず、校訂がしっかりした楽譜の方が良いだろうと思い(見やすいことも確か)、とりあえずヘンレ版を、ご自宅のポストに配達してきました。次のレッスンまで、まだ日があるので、レッスンで見慣れない楽譜を初めて見るよりは良いだろうと、思い立ちました。

 下記の写真は、このモーツァルトのソナタ↑のほか、他の生徒さんのためにベートーヴェンのソナタも、同時に準備した時のものです。


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