2015年11月8日日曜日

レッスンの緊張感を高めるために - Rちゃん(小学2年生)

 Rちゃんは、現在小学2年生。年長の夏に2ヵ月間だけ、臨時でレッスンした後、年長の3学期から、私のところに定期的にレッスンに通っています。

 初めてレッスンをした時から、ずっと思っていたことで、今でも、いつでも、感心しきりなのですが、びっくりするくらい、よく練習する生徒さんです。どんな曲でも、それがバイエルやバーナムであっても、自分の物にして、レッスンに臨み、ノリよく弾きます(バイエルはもう終了しました)。ノリよく弾けるくらいに、自分の物にしてくる、つまりよくさらっているということがわかります。大人の目からすれば、簡単な曲でも、本人にとっては、新曲ごとに新しいタスクが加わるので、大変なはず。苦手なところを弾けるようにするべく、時間をかけて、ずいぶん自分で研究しているようです。小学2年生にして、時間や体調の管理もしっかりしていて(親御さんの協力もあるのでしょう)、『学校がある平日はあまり練習できないから、土・日にたくさん練習する』と言っていました。前に習っていた先生のところで、レッスンカレンダーを使用していて、その延長で、私も最初はレッスンカレンダーを使い、ご褒美シールを貼っていました。しかし、あまりに長時間練習している様子が見られ、少し心配にもなり、また練習を確実にしてくるという信頼を彼女に置いていますので、現在はお渡ししていません。逆に、練習のし過ぎで、早く燃え尽きてしまわないか、心配もしますが、今のところピアノを、音楽を楽しんでいるようです。感性も豊かなようで、レッスンの前後に、庭の花や、夕日を見ては、感想を述べていきます。同級生の中では体は小さいですが、指が長く、体力もある生徒さんです。

 発表会が迫っていますが、彼女は事前リハーサルには参加できません。発表会のような、緊張感を少しでも感じながら、弾いてほしいと思い、レッスンで予定演奏曲をビデオに録る試みをしました。今年は、「エリーゼのために」(ベートーヴェン)と「柿の種」(湯山昭)を演奏します。これらの曲を本番で初めて披露したいでしょうから、下記の動画は昨年の発表会の模様(小学1年生時)からです。



0 件のコメント:

コメントを投稿