ある金曜日のレッスンで「子犬のワルツ」(ショパン)をとりあえず終了した。“とりあえず”というのは、大体弾けていて、今すぐ公開の場で演奏する予定がないことから、一旦合格ということにした。
翌月曜日、親御さんから電話があった。小学校の音楽会で伴奏者を決めるオーディションが近々実施されるのだが、オーディション曲をどれにしようかというお話であった。彼女は去年も音楽会の伴奏者を務めている。「子犬のワルツ」を弾けばよいのではないかと思ったが、一番仲の良い友人が弾くので、弾きたくないという本人談だった。
というわけで、去年発表会で満面の笑みで弾き終えたシューベルトの「即興曲 変ホ長調 op.90-2」を再び、練習することになった。
小学校の伴奏オーディションとはいえ、立候補者は、10人近くいた模様。結構厳しい。
後日、無事合格したとの知らせを受けた。